・平屋の日当たり
2階建て住宅が密集した住宅街に平屋の住まいが一軒あるという場合は、周囲の住宅に日差しを遮られて日当たりが悪いということも考えられます。
建築基準法に日影規制というものがありますが、中高層ビルに囲まれた土地に後から家を建てても、日当たりが悪いと日照権を主張することはできないのです。
これは2階建て住宅に囲まれた土地に後から平屋を建てた時にも同様のことが言えて、周囲の建物が高ければ良好な日当りを望むのは難しくなります。
平屋は日当たりが良くないという声もありますが、それは平屋という家の形式が問題ではなくて、どのような状況の土地に建てるかが問題になってくるのです。
しかし、そのような環境の土地であっても、日当たりの良い平屋にする方法がないわけではありません。
気になる平屋の日当たりは、天窓や中庭でカバーすることが可能で、屋根にある天窓は普通の窓の3倍の採光効果があると言われていて、十分に日差しを取り入れることができるのです。
また中庭を設けることでも同様に日差しを取り入れることができるので、これらの方法により日当たりの良い平屋にすることもできます。